医師名 | 専門・資格 |
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部長 中地 俊介 |
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大学病院で培った知識、経験、技術を生かして、患者様にとって安心・安全な検査を受けていただけるよう、また、臨床の先生方の診療に役立てるよう正確・迅速な画像診断を心懸けて参ります。
病院内での放射線科医の役割については、
64列マルチスライスCT 臨床画像
CT(computed Tomography):コンピュータ断層撮影法の略です。 X線発生装置が身体の周りを回転して360°方向よりX線を照射し、身体を透過したX線の情報をもとに断層画像を作ります。(放射線被ばくがあります)
当院の装置は、1回転最速0.35秒で0.625mmという薄さの断面像を64枚収集することができ、広範囲の検査部位を高速でスキャンすることができます。
従来の装置に比べ高画質なうえ、息止めや静止時間の短縮、放射線被ばくの低減が可能で、検査時における患者様の負担が少なくなり、安心して検査を受けていただけます。また、高速スキャンが可能になったことと最新の画像処理技術により心臓CTと大腸CT検査もできるようになりました。
MRIの拡散強調像による発症後間もない急性期の脳梗塞巣
MRI(Magnetic Resonance Imaging):磁気共鳴画像の略です。 磁石の大きなトンネルの中に体を入れて、磁力と電磁波を用いて身体の断面画像を作ることができる画像診断装置です。
被ばくのない安全な検査です。
CTと同様の体の断層像が得られますが、CTでは厚い骨に囲まれた骨髄、椎間板、頭部一部、関節は不得意な部分もありますが、MRIは脊髄や脳の細かな情報を得ることができます。
当院のMRIは高磁場でより優れた画像を得ることができます。例えば、急性の脳梗塞では、症状が出現してからの数時間はCTでは病変がでないことがありますが、拡散強調像という操作で描出することが可能です。
CTスキャンおよび、X線撮影装置は微量ながら検査部位に被ばくがあります。しかしながら、病変を描出すると言う必要な目的のために被ばくを最小限に押しとどめ、総合的に判断しています。個々の患者様が最良となる、より優しい高度の医療を当放射線科ではこころがけております。