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病院指標

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令和6年度 横浜新緑総合病院 病院指標


病院指標
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数 ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 28 71 78 172 449 592 991 1231 494
※症例数10件未満の患者数は厚生労働省の規約により表示しておりません。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)-手術なし-処置2:なし 109 19.47 16.40 4.59% 86.73
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 103 25.03 20.78 20.39% 86.40
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 61 21.56 13.66 9.84% 81.98
050130xx9900x0 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 59 19.44 17.33 6.78% 87.31
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1,2あり-処置2:なし 42 4.17 4.18 0.00% 73.02
誤嚥性肺炎の平均年齢は高く、嚥下機能が改善するまで入院される方が多いため、平均在院日数が長くなっています。
嚥下機能の改善を目指し、当院では言語療法士が飲み込みの練習や食事の工夫、食べ方のアドバイス、ご家族への介助指導など今後の生活に向けての支援を行っております。
ままた2024年度より循環器常勤医師が3名体制となり、上記に示された狭心症等の循環器疾患に対する急性期冠動脈カテーテル治療、ペースメーカー移植術等も増加しております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 253 2.81 4.54 0.40% 67.02
060335xx02000x 胆嚢炎等-腹腔鏡下胆嚢摘出術等-処置1:なし-処置2:なし 77 5.96 7.05 0.00% 62.68
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 43 4.35 5.50 0.00% 60.84
060150xx03xxxx 虫垂炎-虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 36 4.81 5.32 0.00% 42.47
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍-結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等-処置1:なし-処置2:なし 34 13.44 14.81 0.00% 69.00
2023年度より新たに「そけいヘルニアセンター」が開設され、技術認定医3名のもと、数多くの鼠径ヘルニア手術を実施しております。また日本内視鏡外科学会技術認定医のもと、この項に示された結腸がんや胆のうの良性疾患だけではなく、別項の「主要手術別患者件数」に示されたとおり、消化器がん全体に対しても、患者様の身体的負担が少ない腹腔鏡下手術を積極的に実施しております。
胆のうの良性疾患に対する腹腔鏡下胆のう摘出術では、細径鉗子の使用等により、従来より創が目立たない手術を行っております。
また、乳腺外科における乳がん治療においては、ガイドラインやエビデンス(科学的根拠)を軸に、患者さんおひとりおひとりの状況に応じた治療を組み立てております。乳腺手術も年々増加しております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術 肩、股等 175 32.90 25.29 8.57% 84.49
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。)-人工関節再置換術等 34 28.24 21.38 0.00% 76.71
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼-骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 26 19.77 14.04 7.69% 76.62
160760xx01xxxx 前腕の骨折-骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 22 4.73 5.95 0.00% 68.14
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)-手術なし 19 27.16 19.16 10.53% 82.11
患者数1位の「股関節大腿近位骨折」とは、主に大腿骨頚部骨折を指します。表示された「人工骨頭挿入術」の中には、人工骨頭挿入の他に髄内釘、スクリューによる固定も入っております。
2024年度より関節手術担当医が2名入職し、様々な人工関節手術にも対応できるようになりました。そのため膝関節や肩関節の症例もかなり増加しました。
術後復帰支援が必要な患者様には、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟において適切なリハビリテーションを提供し、退院後の生活指導も行っております。そのため、平均在院日数が少し長めとなっております。
患者数4位の前腕の骨折だけではなく、四肢の骨折は全て手術・治療可能です。
また、脊椎手術対応医師2名により、脊柱管狭窄に対する手術をはじめ、多くの脊椎手術を行っております。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞-手術なし-処置2:4あり-副病:なし 146 24.37 16.89 9.59% 75.42
010060xx99x20x 脳梗塞-手術なし-処置2:2あり-副病:なし

37

21.54 16.94 0.00% 78.11
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-その他の手術あり-処置2:なし-副病:なし 35 10.57 9.83 2.86% 78.37
010230xx99x00x てんかん-手術なし-処置2:なし-副病:なし 33 11.00 6.89 6.06% 65.45
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-手術なし-処置2:なし-副病:なし 33 6.58 7.99 3.03% 72.88
当院における脳卒中入院患者の中で、一番多いのが脳梗塞です。患者数1位はエダラボンによる投薬治療の症例ですが、緊急の脳血栓回収術、t-PA治療も行っております。また、頭部外傷患者も数多く受け入れております。
当院は急性期医療に力を入れるばかりではなく、復帰支援が必要な患者様には、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟において適切なリハビリテーションを提供し、退院後の生活指導も行っております。そのため、平均在院日数が少し長めとなっております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり 90 2.07 2.45 0.00% 72.50
110070xx03x20x 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置2:2あり-副病:なし 30 5.80 6.63 0.00% 73.43
110420xx02xxxx 水腎症等-経尿道的尿管ステント留置術等 14 2.64 4.07 0.00% 77.07
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし - - 13.66 - -
11022xxx01xxxx 男性生殖器疾患-精索捻転手術等 - - 3.53 - -
泌尿器科では、膀胱がんに対する切除手術、水腎症に対する尿管ステント挿入術、前立腺肥大症に対する切除手術等、経尿道的な内視鏡手術を中心に行っております。
また、患者数第1位の前立腺がんに対する生検をはじめ、多くの治療・手術・検査にはパスを適用し、患者様が早期に安心して退院できるように努めており、平均在院日数が短くなっております。
※症例数10件未満の患者数は厚生労働省の規約により表示しておりません。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120090xx97xxxx 生殖器脱出症-手術あり 51 7.49 7.74 0.00% 71.90
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍-子宮全摘術等 12 8.75 9.20 0.00% 54.58
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍-卵巣部分切除術(腟式を含む。) 開腹によるもの等 - - 9.74 - -
120100xx01xxxx 子宮内膜症-子宮全摘術等 - - 6.69 - -
120010xx01x0xx 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍-子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)等-処置2:なし - - 11.58 - -
「生殖器脱出症」とは高齢者に起きやすい子宮脱、膀胱脱、直腸脱、子宮全摘出後の膣脱を指します。手術ではメッシュを使用しない、従来法による安全で身体に優しい手術を行っております。
「子宮の良性腫瘍」とは子宮筋腫・子宮腺筋症を指し、当院では開腹手術、膣式手術、腹腔鏡下手術全て実施しております。
また、子宮内膜ポリープ切除術や子宮頸部円錐切除術等の日帰り手術をはじめ、手術にはパスを適用し、患者様が早期に安心して退院できるように努めております。
※症例数10件未満の患者数は厚生労働省の規約により表示しておりません。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx03xxxx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍-早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 68 4.57 6.39 0.00% 65.06
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置2:なし-副病:なし 47 7.68 8.88 2.13% 76.55
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍-内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 36 7.22 7.45 2.78% 73.75
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患-手術なし 32 7.16 7.60 0.00% 65.66
060190xx99x0xx 虚血性腸炎-手術なし-処置2:なし 29 7.07 8.51 0.00% 69.79
消化器内科では消化器疾患に対する内視鏡的検査・手術を主に担当しております。
患者数1位の早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術は早期消化器がんに対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)のことで、2024年度も手術件数が大幅に増加しております。
患者数2位の胆管結石、胆管炎の項目で「限局性腹腔膿瘍手術等」と記されているのは保険請求上の名称で、内視鏡的結石除去術、胆道ステント挿入術等の内視鏡的手術を示すものです。2020年度より胆膵専門常勤医師が入職し、膵炎手術をはじめ胆膵手術が増加しております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 38 - - - 11 - 1 8
大腸癌 36 27 46 141 12 - 2 9
乳癌 37 16 - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - - 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※症例数10件未満の患者数は厚生労働省の規約により表示しておりません。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 19 9.63 42.68
中等症 116 16.29 81.34
重症 35 25.97 86.71
超重症 17 22.47 87.24
不明 - - -
※患者数10件未満の項目は厚生労働省の規約により表示しておりません。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 264 34.60 77.85 14.39%
その他 14 25.21 75.86 0.36%
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 43 1.77 2.51 2.33% 72.19
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 12 5.42 7.08 0.00% 81.00
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) - - - - -
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
※患者数10件未満の項目は厚生労働省の規約により表示しておりません。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 236 0.33 1.53 0.42% 66.31
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 96 2.87 5.18 1.04% 65.34
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 60 3.90 12.37 0.00% 72.22
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 43 1.02 2.33 0.00% 60.84
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 36 0.50 3.31 0.00% 42.47
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) etc. 127 1.55 29.44 11.02% 82.32
K0811 人工骨頭挿入術(股) etc. 83 1.52 33.81 4.82% 85.45
K0821 人工関節置換術(膝) etc. 60 1.90 24.73 3.33% 76.42
K0462 骨折観血的手術(前腕) etc. 56 2.14 9.68 1.79% 62.77
K0463 骨折観血的手術(鎖骨) etc. 24 1.92 13.92 4.17% 64.54
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 21 4.95 18.95 4.76% 80.76
K178-4 経皮的脳血栓回収術 15 0.00 72.00 33.33% 86.47
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 11 3.27 109.18 36.36% 68.09
K1781 脳血管内手術(1箇所) 10 2.80 28.20 30.00% 61.80
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 10 4.90 13.00 10.00% 77.00
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) 30 0.00 4.80 0.00% 73.43
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 16 0.19 2.50 0.00% 77.00
K8352 陰嚢水腫手術(その他) - - - - -
K8412 経尿道的前立腺手術(その他) - - - - -
K805 膀胱瘻造設術 - - - - -
※患者数10件未満の項目は厚生労働省の規約により表示しておりません。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8654 子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術)(腟式、腹式) 42 1.00 6.02 0.00% 70.86
K877 子宮全摘術 15 1.00 6.67 0.00% 54.40
K860 腟壁形成手術 - - - - -
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側,開腹) - - - - -
K793 尿管腟瘻閉鎖術 - - - - -
※患者数10件未満の項目は厚生労働省の規約により表示しておりません。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 97 0.57 3.02 0.00% 65.16
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 35 0.80 5.37 2.86% 73.57
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 32 1.00 8.06 0.00% 73.19
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 31 1.68 3.74 3.23% 72.68
K654 内視鏡的消化管止血術 30 0.60 9.07 6.67% 74.30
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 48 1.17%
180010 敗血症 同一 15 0.37%
異なる 12 0.29%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 17 0.41%
異なる - -
※症例数10件未満の項目は厚生労働省の規約により表示しておりません。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
732 714 97.54%
肺血栓塞栓症はエコノミークラス症候群ともいわれ、血栓が肺に詰まることで呼吸困難や胸痛を引き起こし、死に至ることもある疾患です。寝たきりの方や下肢の手術後に発症することが多く、弾性ストッキングの着用など適切な予防対策が必要となります。
当院では発症リスクの高い症例では弾性ストッキングだけでなく、下肢の静脈血の流れを手助けする「間欠的空気圧迫装置」と呼ばれる医療機器を用いて予防に努めています。予防対策は、手術前から始まり、手術後の離床開始まで行われます。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
619 469 75.77%
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。
2024年度は当院が採用している血液培養検査キットが世界的に供給不足となりました。それに伴い培養検査実施率も低下しましたが、2024年末には供給量が増加し、実施率も増加しています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
368 298 80.98%
抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必須です。
2024年度は当院が採用している血液培養検査キットが世界的に供給不足となりました。それに伴い培養検査実施率も低下しましたが、2024年末には供給量が増加し、実施率も増加しています。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
65,272 658 1.01%
転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例(レベル0)もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。当院ではKYT(危険予知トレーニング)や、レベル0報告を意識的に挙げる取り組みをしています。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
65,272 7 0.01%
転倒・転落レベルとは、転倒・転落事故が発生した際に、患者が負った損傷の程度を分類する尺度です。レベル3bは事故のために継続的な治療が必要になった場合を示し、レベル4は事故により長期にわたって障害が残った場合、レベル5は事故が死因となった場合を示します。前項で記した通り、当院では転倒・転落予防のための継続した取り組みを行い、レベル3b以上の発生率を0.01%に抑えています。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1,253 1,238 98.80%
手術後に手術部位感染(SSI)が発生すると、入院期間が延長します。SSI を予防する対策の一つとして、手術前後の抗菌薬投与があり、手術開始から終了後 2~3 時間まで、血中および組織中の抗菌薬濃度を適切に保つことで、SSI を予防できる可能性が高くなります。このため手術執刀開始の1時間以内に、適切な抗菌薬を静注することで、SSI を予防し、入院期間の延長を抑えることができると考えられています。長時間に及ぶ手術では、手術中の血中濃度を下げないように追加投与を行っています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
64,974 87 0.13%
褥瘡は患者様の全身状態と密接に関係しており、患者様の状態の把握と的確な予防対策が必要です。褥瘡の発生は、QOL(生活の質)の低下や感染症を引き起こすなど、入院期間の長期化につながります。全身管理や局所ケアなど、看護ケアの質を表す重要な指標と言えます。当院では褥瘡対策委員会の組成、多職種チームでの月2回の褥瘡回診、継続した勉強会の開催により褥瘡改善に取り組んでいます。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
2,877 1,796 62.43%
高齢者が入院さえた場合、早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。当院では多職種が参加するNST委員会、栄養サポートチームを有し、適切な栄養管理計画の作成、入院日から作成までの日数の短縮、介入回数の増加等に取り組んでいます。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
61,003 27,469 45.03%
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。患者を「治療の妨げになる行動がある」、あるいは「事故の危険性がある」という理由で、安易にひもや抑制帯、ミトンなどの道具を使用して、ベッドや車椅子に縛る等の身体的拘束は慎むべきものです。当院では身体拘束最小化チームが組成され、身体拘束最小化のために継続して取り組んでいます。
更新履歴
令和7年9月30日
令和6年度病院指標を公開しました。
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