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日曜日・祝日・12月30日~1月3日

婦人科

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特徴・特色

当院の主な治療対象

  • 骨盤臓器脱
  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症
  • 性感染症(治療・接種)
  • 初期妊娠の中絶

他院にご紹介

  • 分娩(産科領域)
  • 不妊症
  • 子宮がんなどの悪性疾患

※子宮がん検診は実施しておりますので、ご希望の際はコチラよりご確認下さい。
※上記以外については代表(TEL:045-984-2400)までお問合せ下さい。

当科では常勤医師1名・非常勤医師2名にて、骨盤臓器脱などの良性疾患を中心に診療をおこなっております。

【外来】

水曜日以外の午前に一般外来を実施しています。診療時間短縮・病状把握のため、紹介状をご用意ください。また、検査・手術で当院へ紹介となる場合は、麻酔科との連携がスムーズな月・木曜日をオススメいたします。
毎週月・金13時からは完全予約制の子宮頚部異形成の特殊外来です。精密検査である拡大鏡検査(コルポスコピー)や組織生検(病理検査)を行います。

【検査・手術】

検査・手術は常勤医師(清河)にて火曜日のみ実施しております。
検査・手術はほぼ全例が全身麻酔下で実施致しますが、確かな麻酔や手術手技により多くが日帰りで可能です。なかでもお腹を切らない膣式手術を多数行っており、骨盤臓器脱手術はじめ膣式子宮全摘手術なども短時間で実施可能です。

日帰り手術・入院手術

2005/10/1~2025/3/31までの19年間に延べ2573症例の施術を担当しました。
当科ではすべて同一医による一貫した施術・術後管理を行うことが最大の特徴です。日帰り手術では適切な麻酔管理により術後数時間で独歩退院が可能です(ただし手術当日の車の運転はできません)。腹腔鏡手術後は局所麻酔、膣式手術後はIV-PCAという持続点滴などによる鎮痛を行っています。疼痛が強い方でも他の鎮痛剤を組み合わせることで安眠できる状態になります。摘出した臓器や組織がある場合には必ず病理組織検査を実施します。結果が出るまで2週間程度を要しますので退院後の外来にてご報告いたします。

手術実績
2,573例(2005.10.1~2025.3.31)
入院手術
開腹手術 646
腹腔鏡手術 141
膣式手術 581
内)骨盤臓器脱手術 481
内)膣式子宮全摘術 100
合計 1,368
日帰り手術
子宮内膜ポリープ切除術 309
卵巣嚢腫アルコール固定術 66
子宮頸部円錐切除術 260
子宮内膜全面掻爬術 249
初期妊娠流産手術 120
バルトリン腺嚢胞造袋術 59
膣式子宮筋腫摘出術 52
その他 90
合計 1,205

しかしながら医療に絶対はなく、時に合併症が起きて再手術や追加治療が必要な方、想定外に出血し輸血が必要な方がいます。
総合病院の機能を生かし、合併症が起きた際は泌尿器科医や外科医の協力を得て院内で適切に追加治療を行っています。幸い過去ひとりも後遺症を残すことなく全員無事に社会復帰されています。
以下、入院を要した合併症例の臨床データを示します。

◆ご予約はコチラ
  • 【紹介状をお持ちの方】
    地域医療連携室 TEL045-984-6216
  • 【その他の方】
    代表 TEL045-984-2400

当院が得意とする治療

1.骨盤臓器脱手術/POPPelvic Organ Prolapse

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【症状】

骨盤内臓器である子宮・膀胱・直腸・小腸などが瘤(こぶ)となって膣から外へ出てくる状態を骨盤臓器脱といいます。骨盤の底の部分には靭帯や筋膜といった支持組織が子宮中心に集まっており、これらが出産時にダメージを受け、加齢に伴う変化(ゆるみ・たるみ)が加わって症状はだんだんと進行します。
特徴的な症状として、
・何か丸いものが出てくる感覚
・尿もれ
・尿が出づらい、すっきりしない
・すぐトイレにいきたくなる
などが挙げられ、膀胱炎を繰り返したりや重篤な感染症である腎盂炎などにもなりやすくなります。

【治療】

骨盤底筋体操・ペッサリー着用などの対症療法はありますが、当科では可能ならば手術療法を第一選択にしています。本人の満足度が高いこと、子宮がん検診がいらなくなること、通院がほぼ不要になることなど、トータルで見た時の患者さんや家族の負担が軽減できる最も確実な方法だと確信しているからです。
手術はNTRNative tissue repair)法を基本としています。NTR法は自己組織を利用した治療法として長い歴史を持ち、合併症が少ないメリットがあります。当科ではお腹を切らない膣式で手術を行っており累積480件の実績があります。
近年、シート状の非吸収性人工物であるメッシュを利用した手術方法が新たに考案され、腟式に行うTVM法や腹腔鏡を用いたLSC法などがあります。しかしこれらは合併症の問題によりあまり行われなくなってきており、現在は当院でも採用しておりません。

【手術および入院期間】

当科では自己組織の修復や再利用する概念(NTR法)に基づき、お腹を切らずに経腟的に手術を行います。年々試行錯誤を重ねて独自開発した縫合方法でDelancyらが提唱する3つのすべてのレベルで骨盤底を補強します。原則的に子宮を摘出しますが仮に子宮摘出がない場合でも基本的な縫合方法は変わりません。特に閉経後の高齢女性においては子宮を摘出することは子宮癌や子宮留膿腫といった疾病を予防するメリットがあります。骨盤臓器脱手術統計はこちらをご覧ください。

子宮全摘を伴う場合の手術時間はおおむね50-60分程度で入院期間は8日間です。残念ながら術後に再発することがあり、NTR法後再手術をする患者の割合は約8%で初回手術後およそ半年から2年以内に再手術する方が多いです。子宮がない場合と同じで、再手術時間は30分程度、入院期間5日間で初回手術の約半分程度で済みます。
骨盤臓器脱手術後3日目から離床して自分で歩きトイレで排泄するようになります。その時の経験者の体験談をご紹介しますと、普段歩くときに不快だったあの脱出感がなくなり、お小水の時の残尿感もなくっていることに気づきますので、皆様から「歩きやすくなった」とか「すっきりした」となどの感想がすぐに聞かれるようになります。なかには長い間の不快感や不安感から解放されたのでしょうか「生まれ変わったようだ」と言って涙を流される方も実際おられます。まさに本術は女性の自信や自尊心を取り戻す手術であることを実感できる瞬間といえます。

2.VTH(膣式子宮全摘手術)

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累計手術実績:100例
ATH(腹式子宮全摘手術)やTLH(腹腔鏡下子宮全摘手術)とは異なり、まったくお腹を切らずに子宮全摘をする手術です。すでに述べた骨盤臓器脱(NTR法)の根幹技術でもありますが、子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮頚部異形成などの疾患に対しても有効な手術方法になります。当科では骨盤臓器脱に準じた縫合方法を行いますので予防的に将来の骨盤臓器脱のリスクを減らすことができ最も理想的な子宮全摘手術と考えています。

3.子宮頚部円錐切除術(日帰り)

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累計手術実績:260例
子宮頚部高度異形成とはまだ癌ではないが近い将来高い確率で子宮頸癌になる恐れがある状態です。しかしこれから妊娠出産を希望する女性にとって治療のためとはいえ子宮を摘出することはできません。そこで検討するのが子宮頚部の一部だけを切り取る子宮頚部円錐切除術です。この手術を受けると将来妊娠時に早産しやすくなるというリスクがありますのでなるべく子宮頚部を取りすぎないよう注意を払います。当科では電気メスを使用し10分程度で施術できます。また、術後は出血することがありますが術後1週間程度経過してからのことが多いため日帰り手術で十分と考えています。

4.膣式エコーガイド下卵巣嚢腫穿刺・アルコール固定術(日帰り)

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累計手術実績:66例
長ったらしい名称ですが、要は針孔一つで卵巣チョコレイト嚢腫を治療する方法です。超音波画像を見ながら卵巣嚢腫に針を刺して内容物を吸い出した後アルコールを注入して嚢腫を固めてしまう治療法です。卵巣を切開したり熱で焼いたりする手術方法(開腹・腹腔鏡手術)などに比べて卵巣機能へのダメージが少ない方法で将来の妊孕性を第一に考えた治療法ともいえます。アルコールに対するアレルギーがないことが条件ですが日帰り手術が可能です。

◆ご予約はコチラ
  • 【紹介状をお持ちの方】
    地域医療連携室 TEL045-984-6216
  • 【その他の方】
    代表 TEL045-984-2400

診療実績

手術実績(2005.10.1 - 2025.3.31)   2,573症例
入院手術
開腹手術 646
腹腔鏡手術 141
膣式手術 581
内)骨盤臓器脱手術 (481)
内)膣式子宮全摘術 (100)
合計 1368
日帰り手術
子宮内膜ポリープ切除術 309
卵巣嚢腫アルコール固定術 66
子宮頚部円錐切除術 260
子宮内膜全面掻爬術 249
初期妊娠流産手術 120
バルトリン腺嚢胞造袋術 59
膣式筋腫核出術 52
その他 90
合計 1205

※当ページでは、「診療実績(クオリティインディケーター)」掲載の診療報酬請求上の分類とは異なり、実際の手術症例数を掲載しております。

清河 薫

きよかわ かおる

役職 部長
資格

日本産科婦人科学会専門医
日本超音波医学会専門医・指導医
母体保護法指定医師

午前 清河薫
(診察10:00~)
内田伸弘
(診察10:00~)

-

清河薫
(診察10:00~)
清河薫
(診察10:00~)
清河薫
(診察10:00~)
午後

清河薫●

  • 特殊外来
- - -

清河薫●

  • 特殊外来
-

●医師が指示した患者様のみ予約可

休診・代診情報

  • 2025/9/18(木) 午前 婦人科 清河医師 休診
  • 2025/9/19(金) 1日 婦人科 清河医師 休診
  • 2025/9/22(月) 1日 婦人科 清河医師 休診
  • 2025/11/1(土) 午前 婦人科 清河医師 休診
  • 2026/3/12(木) 午前 婦人科 清河医師 休診
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