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婦人科《女性の総合診療科》

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①特徴・特色

婦人科疾患の中でも主に良性疾患に重点をおいた診療を行っています。乳腺疾患、妊娠や悪性疾患などが疑われる方は他科や他院に紹介となります。
当科は開腹手術、膣式手術、腹腔鏡手術など婦人科手術全般に対応しています。中でも骨盤臓器脱手術をはじめとしたお腹を切らない腟式手術を多数手がけております。また、日帰り入院手術も積極的に行っております。
手術を行う場合のポイントについて説明します。術前評価に重点を置き、婦人科系悪性疾患はじめ、合併症や服薬状況、術前検査による全身状態の把握に努めています。あいにく当院では対応できない場合には対応できる施設に紹介いたします。当院で対応できる場合には、なるべく安全で確実な手術方法を提案させていただきます。術中は、無駄のない正確な手技を心がけ、なるべく短時間で出血が少ない手術を目指しています。術後は、麻酔科をはじめ他科とも協力し、疼痛や合併症の管理など必要な総合診療を提供します。摘出臓器があった場合には十分な病理検査を行い、臨床診断を確定させます。短期間の入院で無理なく退院できることが理想と考えています。婦人科手術を希望される方はご相談ください。

以下も併せてご覧ください。

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②症状・疾患・治療紹介

いわゆる更年期の診療について

女性ホルモンの分泌パターンの違いにより、女性の一生は幼小児期・思春期・性成熟期・更年期・老年期に分類されます。この女性ホルモンは性の成熟のみならず、多様の生理作用を持ち、女性の身体に様々な影響をもたらします。特に、思春期や更年期では女性ホルモンの分泌が不安定になり、年齢特有の社会背景と相まって、心身に様々な影響をもたらします。しかし、ホルモン値を測定すれば診断できる、ホルモン剤を投与すれば直ちによくなるものと考えられがちですが、当科ではそういう対応はしていません。問診を中心に合併症や服薬の有無、食餌や睡眠などの生活環境を把握することを基本にしています。他科疾患を除外するため他科受診を勧めたり、その女性が置かれているストレス環境への対応を助言したり、生活習慣の改善を勧め、必要に応じて漢方薬を中心とした薬物治療を行っています。

生理不順の診療について

卵巣が正常に機能せず、月経のリズムが不規則になることを一般に生理不順または卵巣機能不全と呼びます。最近、就職などを契機にストレスによる生理不順のために外来を受診する女性が増えています。また、過度の痩せから無月経などの月経異常をおこすものや、卵巣が特徴的な形態を示す多嚢胞性卵巣症候群(PCO)は逆に体重の増加とともに生理不順になるというものもあります。このように、体重の変化と卵巣機能には密接な関係があり、急激な体重の増減には注意が必要です。また、高プロラクチン血症や甲状腺機能異常などのホルモン疾患が原因のこともあります。生理不順かもしれないと思ったら、まず基礎体温を2ヶ月程度つけてみて下さい。そして受診の際にそれを見せて頂けると大変診療に役立ちます。

性感染症の診療について

性行動の若年齢化やパートナーの多様化により、クラミジア・淋病・梅毒などの性感染症が増えています。また、日本では依然としてエイズウィルス感染者が増え続けていることや公的なワクチン接種が行われなくなったヒトパピローマウイルスによる子宮頸がんの増加にも注意が必要です。性感染症の症状は、無症状からおりものや不正出血といった軽度のものが多いため、気づかずに経過することがあります。それこそ癌や不妊症、子宮外妊娠になってから診断されることも少なくありません。いわゆる男女間のピンポン感染を防ぐためには、性交時のコンドームの使用は有効であり、また受診の際はパートナーといっしょに検査・治療することが重要です。なによりも女性自身が自分を守る意識を持つことが大切です。

月経困難症の診療について

20代から40代の女性の中で下記のような経験をした方はいませんか?

  • 「生理痛がどんどんひどくなってきた。」
  • 「普段飲んでいる痛み止めが効かなくなってきた。」
  • 「月経時の出血量が増えている。塊が出る。」
  • 「身体を動かすと動悸がする。疲れ易くなった。」
  • 「おなかが出てきた。何かしこりのようなものが触れる。」
  • 「下腹部の決まったところがよく痛くなる(違和感がある)。」
  • 「トイレが近くなった。尿がでにくくなった。」
  • 「性交時や排泄時に痛みを覚えることが多くなった。」 など、

症状があっても、家事や仕事で忙しく、受診を躊躇する女性が結構多いと思われます。この症状の背景に子宮筋腫や子宮内膜症(卵巣チョコレート嚢腫・子宮腺筋症)などが隠れていることがあります。また、症状だけがある場合には月経困難症と診断されることもあります。症状を抱えたままでは、仕事の効率も悪くなり、かえって周りに心配や迷惑をかけているかもしれません。病状が進行することが多いので早めにご相談ください。

癌年齢に備えて

子宮がんの罹患数は年間約25,000例で、このうち子宮頸がんが約11,000例、子宮体がんが約14,000例です。また、子宮がんの死亡数は、全体として年間で、子宮頸がんが約3,000人、子宮体がんが約2,000人です。子宮頸がんの罹患率、死亡率はともに若年層で増加傾向にありますが、本邦では頸がんを予防するワクチン事業が遅れています。卵巣腫瘍は大きく、良性、境界悪性(中間群)、悪性の3つに分けられます。良性のものは一般的に卵巣嚢腫と呼び、悪性の可能性がある場合には卵巣腫瘍や卵巣癌と呼ばれます。卵巣がんの罹患数は年間約6,000人に対し、死亡数は約3,000人で近年は増加傾向です。卵巣がんが発生しても、自覚症状が乏しく、未だ早期発見を可能にする検診法がありません。したがって、残念ながら卵巣がんの約半数がⅢ、Ⅳ期の進行癌で発見されます。卵巣癌は、日本では子宮頸癌、子宮体癌に次いで3番目の発生率ですが、予後は最も不良な(治りにくい)癌として知られています。
婦人科がんの早期発見を目的とした婦人科検診については、当院では健康管理センターの人間ドックのでも様々な検診オプションをご用意していますので是非ご利用ください。具体的には、内診、細胞診(子宮頚部/子宮体部/膣断端の3種類)や子宮や卵巣などを詳細にチェックする経腟超音波検査などがあります。さらに必要に応じCTや MRIなどの画像検査や腫瘍マーカーの測定を行うことが可能です。

骨盤臓器脱/性器脱の診療について

中高年の女性に多い問題の一つに、骨盤臓器脱があります。女性は出産という人生の一大イベントを経験しますが、出産・分娩は骨盤臓器脱のリスク要因となります。骨盤臓器脱は、子宮のみならず、その前後にある膀胱や直腸などが加齢とともに膣内に垂れ下がってくる病態を総称しています。加齢に伴い、性器の脱出感がしたり、お小水が近くなる(頻尿感)、くしゃみや重たい荷物を持ったときに尿漏れがする(腹圧性尿失禁)などの症状が現れます。また、長く歩いたり、立ったりしていると症状が現れ、寝ている間は収まるという特徴があります。骨盤底筋体操、装具(ペッサリー)、手術療法のなかから、ご本人に合った治療法を選択します。

以下も併せてご覧ください。

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③診療について

当科は女性の総合診療科を目指し、産科を除く婦人科疾患に特化した診療を行っています。

外来診療(検診含む)は常勤医師1名および非常勤医師(女性医師1名、男性医師1名)が担当します。診療時間については、毎朝定員制の検診業務が終了次第外来診療を開始いたします。ただし、緊急を要する場合は申し出てください。予約診療は午前10時からとなりますのでご留意ください。
毎週火曜日が手術日となっており、緊急手術を除く予定手術のみに対応しています。手術体制は、麻酔科医1名と婦人科専門医2名の3名体制です。日帰り手術はじめ様々な婦人科手術に対応しています。当科では一貫した治療が受けられるよう、外来から入院・施術・術後管理まで原則として同一医師が担当いたします。着任後13年あまりが経過し、手術実績が約1,700件となりました。ご紹介を頂きました近隣の医療機関はじめ、関係者の皆様に対し厚く御礼を申し上げます。
某大学病院の死亡事例の報道をみてもわかるように、創が小さく身体への負担が少ないとされた腹腔鏡手術もそのリスクの再評価の時期に来ています。手術方法を選択する際、ただ単に創の大きさだけではなく、内在する手技に伴うリスクのほか、術者のスキルと病状とのバランス、術後管理体制、手術時間や使用機材などの医療経済性なども総合的に評価し、適切に判断することが大切です。同じ疾病でも、各々の治療目的や治療方法は必ずしも同じではなく、必要な検査や治療内容を分かりやすく説明し、患者ひとりひとりが理解・納得していただけるよう努めています。当科では短時間で出血量の少ない身体に優しい施術を心がけています。当科の手術時間の目安は、腹式子宮全摘術で50分程度、膣式子宮全摘術で40分程度、腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術で40分程度であり、子宮脱手術含めほとんどの手術が1時間程度で終了します。また麻酔科主導のもと術後の積極的な疼痛緩和を図っていますのでスムーズな回復が期待できます。
下記より当科の実績を確認できます。

一方、稀ではありますが手術においては輸血や合併症リスクは避けられません。当科では過去12年間に、TVM術後の血腫除去手術1例と巨大筋腫術後の膀胱膣瘻根治手術1例、後腹膜膿瘍除去手術5例、子宮内異物除去術の子宮穿孔1例、膀胱穿孔1例など計9例(0.5%)で再手術や追加治療を要しました。また、手術時の出血が原因で輸血を要したのは4例(0.2%)ありました。ただし全員が適切に処置され、後遺症なく無事に社会復帰されています。当科では合併症を含めた手術実績を公表することで常に質の向上に努めています。

また、最近増えている下記の骨盤臓器脱手術の手術統計も併せてご参照ください。

もしご意見やご不明な点がございましたら当院地域連携室までご連絡いただければ幸いです。

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④常勤医紹介

医師名
部長
清河 薫
資格:
日本産科婦人科学会専門医
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⑤外来担当医表

【横浜新緑総合病院 外来担当表】

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⑦その他

 治療方針・手術実績

着任後13年目を迎え、手術実績が1,691件となりました。(2018年5月現在)

婦人科疾患に特化した診療

女性の総合診療科当科は女性の総合診療科を目指し、産科を除く婦人科疾患に特化した診療を行っています。毎週月曜日には麻酔科医1名と婦人科医2名の3名体制で日帰り小手術から様々な膣式・開腹・腹腔鏡手術に対応しています。

同じ疾病でも、個々の治療目的や方法は必ずしも同じではありません。出来るだけ問診に時間をかけ、個人の悩みやニーズの詳細な把握に努めています。さらにこれから行う診療内容を分かりやすく説明し、患者ひとりひとりが納得して診療を受けていただけるよう努めています。

当科では患者さまが安心して治療が受けられるよう、外来から入院・施術・術後管理まで一貫した治療が行えるよう原則として同一医師が担当いたします。着任後13年目を迎える現在、手術実績が1,691件となりました。多くのご紹介を頂きました近隣の医療機関はじめ、関係者の皆様に対し厚く御礼を申し上げます。

手術方法の選択

某大学病院の死亡事例の報道をみてもわかるように、傷が小さく身体への負担が少ないというふれこみで全世界的に普及した腹腔鏡手術もそのリスクを中心に再評価の時期に来ています。手術方法を選択する際、ただ単に創が大きいか小さいかではなく、身体の負担と治療効果のバランス、本質的な手術方法によるリスクなどを総合的に判断することが大切です。当科では確かな手術方法の選択により短時間で出血量の少ない本当の意味での身体に優しい手術を心がけています。

当科の手術時間の目安は、腹式子宮全摘術で50分程度、膣式子宮全摘術で40分程度、腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術で40分程度であり、子宮脱手術含めほとんどの手術が1時間程度で終了します。また麻酔科主導のもと術後の積極的な疼痛緩和を図っていますのでスムーズな回復が期待できます。

一方、外科手術ではある程度の合併症リスクは避けられません。当科では過去11年間にTVM術後の血腫除去手術1例と巨大筋腫術後の膀胱膣瘻根治手術1例、後腹膜膿瘍除去手術5例、子宮内異物除去術の子宮穿孔1例、膀胱穿孔1例など計9例(全体の0.6%)で再手術や追加治療を要しました。また、手術時の出血が原因で輸血を要したのは4例ありました。ただし全員が適切に処置され、後遺症なく無事に社会復帰されています。当科では合併症を含めた手術実績を公表することで常に質の向上に努めています。また、最近増えている子宮脱はじめ骨盤臓器脱手術の手術統計も併せてご参照ください。もしご意見やご不明な点がございましたら当院地域連携室までご連絡いただければ幸いです。

手術でお悩みの方は

最近、当科では積極的に膣式手術を行っています。特に骨盤臓器脱の手術ではメッシュを使用しない安全でからだに優しい手術を行っています。お腹を一切切らず、手術時間や入院期間が短縮でき、医療経済面でもメリットの多い手術方法です。手術でお悩みの方は是非ご相談ください。

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手術実績(2005.10.1 - 2018.3.31)   1,691症例

入院手術
開腹手術 500
腹腔鏡手術 113
膣式手術 268
骨盤臓器脱手術 (202)
膣式子宮全摘術 (66)
合計 881
日帰り手術
子宮内膜ポリープ切除術 219
卵巣嚢腫アルコール固定術 57
子宮頚部円錐切除術 174
子宮内膜全面掻爬術 89
初期妊娠流産手術 116
バルトリン腺嚢胞造袋術 52
膣式筋腫核出術 37
その他 66
合計 810

骨盤臓器脱手術 手術統計 (2005.10.1 - 2018.3.31)  197症例

子宮脱はじめ骨盤臓器脱手術の手術統計(2005.10.1 - 2018.3.31) 

※当ページでは、「診療実績(クオリティインディケーター)」掲載の診療報酬請求上の分類とは異なり、実際の手術症例数を掲載しております。

患者さんのご紹介について

地域医療連携室

  • 紹介患者さんの診療ご予約・転院相談は地域医療連携室までご相談ください。
  • 直通電話
  • TEL:045-984-6216

受診される方はこちらもご覧ください

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