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脳血管バイパス術 手術例

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2012年02月23日

脳血管バイパス術 手術例

手術目的1.についての手術例です。

一時的に右手足の麻痺が出現し、しばらくすると改善する発作(一過性脳虚血発作)の症状があり、検査をした結果 1.左内頸動脈の閉塞と、2.左前大脳動脈の狭窄の計2ヶ所の病変があり、3.周囲の血管からの血液供給(側副血行路)が悪かった例です。

脳血行再建術|脳血管バイパス術|中大脳動脈イメージ

脳血行再建術|脳血管バイパス術|カテーテルを用いた術前の脳血管撮影、MRIを用いた術後の脳血管撮影(MRA)

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手術目的2.についての手術例です。

病変

  1. 右椎骨動脈の頭蓋内の部分での解離性動脈瘤
    (今回のくも膜下出血の出血源)
  2. 右椎骨動脈の頭蓋外の部分での動脈解離
    →1.と2.の時点で、脳血管内治療が難しいと判断。
  3. 左椎骨動脈の解離による閉塞(古い病変)
    →1.と2.と3.から、右椎骨動脈の血流を止める事が出来ないと判断
  4. 左内頸動脈の解離性動脈瘤
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手術の手順

1)両側の椎骨動脈に病変があり、脳幹の血流低下をきたすと意識が戻らなくなり死に至る可能性が高いため、脳幹の血流を一時的に補う目的で、

  1. 右浅側頭動脈-右上小脳動脈のバイパス術(STA-SCA bypass)
  2. 右後頭動脈-右前下小脳動脈のバイパス術(OA-AICA bypass)
    (*右はAICA-PICAで、PICA領域をAICAが灌流)

の、2本のバイパス術を行い、

2)次に、右腕の動脈(撓骨動脈(RA))を剥離し、右頸部を開いて右外頸動脈を露出し、最終的に

3. 右外頸動脈-撓骨動脈-右椎骨動脈のバイパス術(EC-RA-V4 bypass)

を行い、動脈瘤を摘出して手術を終了しました。

脳血行再建術|脳血管バイパス術|(STA- SCA bypass)(OA - AICA bypass)

脳血行再建術|脳血管バイパス術|EC-RA吻合、RA-V4吻合、EC-RA-V4 bypass