リハビリテーションブログ

皆さんこんにちは。作業療法士の大野です。

朝晩が涼しくなってきましたが、皆様元気にお過ごしでしょうか？

さて今回は９月２３日に当院で行われた小学生４～６年生を対象にした、『働こう！しんみどり病院で！』についてご紹介したいと思います。

当院は合計９名の小学生がリハビリテーションのお仕事体験に参加してくれました！

リハビリでは理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を各20分で紹介・体験してもらったので、その様子を少しご紹介させて頂きます。

理学療法士の体験では、指１本で人を立てなくする方法を通して起立についての勉強と目隠しした患者役を障害物に当てないように誘導する歩行体験を行いました。体の不思議やどのようにすれば患者役が歩きやすいか考えながら声掛けする難しさが体験できたのではないでしょうか。

私が担当させて頂いた作業療法では、非利き手で文字を書いたり、箸で小豆をつまむ体験を用意しました。運動麻痺のある方が日常的に感じる難しさやもどかしさを疑似体験していただきました。さらに自助具を使用してもらうことで『道具を工夫すればできることが広がる』という体験もしてもらいました。

言語聴覚士の体験では、絵カードを使った連想ゲームを通して失語症についての勉強を行いました。また、人工喉頭の発声練習ではとても興味津々な様子でした。言葉やコミュニケーションの奥深さを楽しく学べる時間になったのではないでしょうか。

今回の体験を通じて、たくさんの方にリハビリテーションの奥深さや楽しさを、もっともっと伝えていきたいと思いました。子供たちが『出来ない』『難しい』を体験し、『工夫すればできる』に変わった瞬間はリハビリの本質そのものだと改めて感じることが出来ました。