脳腫瘍の症状
脳卒中と異なり、ある瞬間に突然症状が出るということは少ないものです。進行性の頭痛・嘔気、進行性の半身の麻痺、進行性の聴力障害、進行性の視野障害などが挙げられますが、つまりは徐々に症状が重くなるのが特徴です。「徐々に」の期間は腫瘍により変わりますが、おおよそ数週間~1ヶ月程度で症状の進行を自覚される患者様が多いようです。脳は柔らかい臓器ですので、腫瘍が脳を圧迫することで症状が出現します。ですので、腫瘍が小さいうちは無症状で、症状が出現すると一気に進行してきます。
唯一突然でてくる症状の一つに、「けいれん発作」があります。大人になってから初めて痙攣発作(てんかん)を起こされた場合にはきちんとした脳腫瘍の検査を受けることをお勧めします。